引越しナンバープレート

引越しシーズン真っ只中です。
これから引越しを控えている方、準備は進んでいますか。
引越しをするとき、ただ新しい家に引越せば良いというものではなく、新しい住所に合わせて変更手続きをしなければいけないことが色々と出てきます。

賃貸物件の解約手続きや、住民票の住所変更や、ライフラインの変更手続きなどは初めてでもなんとなくやり方がイメージできますが、車やバイクといった乗り物に関連した手続きって「意外と知らない」と、感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、車やバイクに関連した手続きについて、必要なことややり方や費用まで解説していきます。

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引越しのナンバープレートは本来変更が必要なの?

引越しをして住所が変わったら、車やバイクの住所やナンバープレートはどうするべきなのか、初めてのことで不安を感じているという方もいるのではないでしょうか。

引越しをしたら、移動先(新居)が旧居と同じ市町村内で管轄の役所が変わらなかったとしても、車やバイクの登録住所の変更が必要になります。

新居の地域が、旧居の地域を管理している陸運局と異なるようになるなら、住所だけではなくナンバープレートもまるごと変更する必要があります。
こちらの手続きをしっかりと行わないと、実は違法になってしまいます。
法律では、転入から15日以内に車やバイクの手続きもしなければいけない決まりになっています。

車やバイクのナンバープレートというのは本来なんのために付いているのか考えると「持ち主を特定するもの」だったり「車やバイクについて特定するもの」だったり。そのような目的で付いています。
だからこそ、よくよく考えれば変更が必須に設定されているというのは何となく納得できるものではないでしょうか。

陸運局は、特に市内などからは遠い立地に設置されていることが多く、さらに準備する書類が多く、手続き自体も少々手間に感じるかもしれませんが、住民票と同じく引越したら車やバイクも一緒に引越し手続きを忘れないようにしましょう。
引越しの時期は他の手続きでも忙しく、ついつい忘れてしまいやすいので忘れないようにしましょう!

「そのまま」にしていると罰金を取られるってウワサは本当?

「引越して住民票は移動したけど、車やバイクのナンバープレートはそのまま。住所変更手続きもしていない!」
このような状況だと、罰金が取られるというウワサがあります。
このウワサ、実は本当です。
法律では、引越しをして住所が変わった場合、引越し日から15日以内に住所変更をしなければならないと定められています。

ただし、対応していないことが実際にバレて罰金を取られた例は実は少ないのだとか。
それでも、もしバレたら罰金50万円取られてしまいます。引越しをしたら必ず変更手続きはしておくべきです。

車やバイクを所持している方は、引越しでのスケジュール管理、やることリストの中に、必ず車やバイク関連の手続き項目を追加しておくようにしましょう。
引越しについてはスケジュール管理しておくと便利です。

引越しのスケジュールをカレンダーで管理。何日前までに何を行う?

住所変更とナンバープレートの変更は早めに対応しよう!

車やバイクの住所変更は新居への入居日(市役所に提出した転入届で住人となった日)から15日以内に行わなければいけないと定められています。
15日、約2週間。けっこう日数があるようであっという間です。

早めの対応をしておくほうが安心です。

引越しでナンバープレートを変えたくないときは放置しておけばいい?

基本的に、旧居と新居で陸運局の管轄地域が変更になる場合は、ナンバープレートの変更も行わなければなりません。
そちらについては、住所変更手続きに行ったタイミングでは確実にわかるはずなので、放置するのはなかなか難しく、ナンバープレートの変更が必要な場合は、確実に「変更せざるを得ない」考えるようにしましょう。

そもそも住所変更手続きをしなければ、ナンバープレートもそのままでいられるかもしれませんが、バレたら面倒です。
住所変更手続きとナンバープレートの変更手続きはセットになっていて、一応わかりやすくなっています。

住所変更は市役所で対応してくれる?

バイクや車の住所変更は市役所での対応ではありません。陸運局での対応になります。
市役所では対応してくれないので注意しましょう。
ただし、バイクや車の住所変更手続きで必要な新住所での住民票や、印鑑証明などは市役所で取得する必要があるので、結果的に市役所にも足を運ぶ必要があります。

最初の転入手続きをしに市役所に行ったタイミングで、併せて必要な住民票や印鑑証明なども取得しましょう。
また、通常、管轄の市役所が変わるなら印鑑証明は旧居を管轄している市役所では廃止している状態だと予想されます。
そうなると、新居を管轄する市役所で新しく登録する必要があるので、そちらを忘れないように対処しましょう。

引越しでナンバープレートを変更していなくても車検は受けられる?

実際のところ、本来ナンバープレートの変更が必要な状況で変更をしていなかったとしても車検を受けることはできます。
そのような背景もあって、本来は変更しなければいけないのに対応しない方々も少なくないようです。

車検は受けられるけど、やはり引越したタイミングで、確実に変更は行いましょう。

住所変更とナンバープレート変更するにはどうしたらいい?

住所変更はどこに引越しても確実に対応が必要です。
そして、旧住所と新住所を管轄する陸運局が変わる場合は、併せてナンバープレートの変更も行わなければいけません。
実際、流れについては、陸運局に行けば窓口の係りの方の支持に従って順番に進んでいくのでわかりやすいですが、書類については自分で記入し、準備しなければなりません。

以下ではバイク、車、それぞれで住所変更、ナンバープレート変更をする際に必要な書類について解説していきます。

バイクと原付の住所とナンバープレート変更に必要なもの

ここでは原付バイクと軽二輪と小型二輪の住所とナンバープレートの変更に必要な書類を解説します。

原付バイクの場合

★軽自動車税申告書並びに標識交付申請書
時々ダウンロードにも対応しているようです。

★標識交付証明書
原付のナンバープレートが交付された時に発行されたはずなので探しましょう。

★印鑑
認印を持っていきましょう。

★身分証明書
公的な身分証明書が必要です。

★ナンバープレート
原付の場合、住所変更手続きにはナンバープレートも必要になります。

続いては軽二輪の場合です。

★軽自動車届出済証
軽自動車届出済証が必要です。

★軽自動車税申告書
陸運局に行けば入手できるので、行った時に記入すれば問題ありません

★軽自動車税申告書
こちらについても陸運局に行けば入手できます。

★印鑑
忘れずに持っていくようにしましょう。

★住民票
新住所の住民票を準備して持っていきましょう。

★自賠責保険証明書
バイクの住所変更手続きには、自賠責保険証明書が必要になります。

★ナンバープレート
住所変更で管轄する陸運局が変更になるなら、ナンバープレートの変更も必須となります。

続いては小型二輪の場合についてです。

★申請書
陸運局で入手できます。

★手数料納付書
陸運局で入手できます。

★軽自動車申告書
陸運局で入手できます。

★車検証
車検証を忘れないようにしましょう。

★住民票
バイクの所持者の物が必要になります。発行から3ヵ月以内の住民票が有効です。

★印鑑
印鑑を忘れないようにしましょう。

★自賠責保険証明書
自賠責保険証明書も忘れないようにしましょう。

★ナンバープレート
住所変更によって管轄の陸運局が変更になる場合は、ナンバープレートも忘れないようにしましょう。

ちなみに、どれに乗っているとしてもバイク関係の保険に加入している場合は、必ず保険会社で住所変更手続きも行うようにしましょう。

バイクの住所変更、ナンバープレートの変更にも実に様々な書類が必要なことがわかります。
しっかりと記入と確認を行い、手続きの準備を進めるようにしましょう。

軽自動車と普通自動車のナンバープレート変更方法

バイクに続いて車関連の住所変更とナンバープレート変更についてです。
まずは軽自動車から例に挙げて、住所変更に必要な書類について説明します。

ちなみに軽自動車を含めて車全般やバイクの住所変更手続きは、月末に密集する傾向にあります。基本的に手続きに行くときは時間に余裕のある日を選択して、暇つぶしの本や雑誌も持っていくと良いかもしれません。

軽自動車の場合

★住民票
使用者の住所を証明するための書類として提出が求められるので、用意しておきましょう。
発行してから3ヵ月以内の住民票が有効書類になります。

★印鑑証明書
発行から3ヵ月以内のものが有効書類になります。

★自動車検査証記入申請書
自動車検査証記入申請書については、軽自動車検査協会で入手できるので、入手しておくようにしましょう。

★車検証
住所変更をするには、車検証が必須になるので準備しておくようにしましょう。

★軽自動車税申告書
軽自動車検査協会にて入手するようにしましょう。
自動車税の通知は4月1日時点の車の所有者に送付されます。

★ナンバープレート
住所が変わってもナンバープレートの変更の必要がない場合には必須ではありません。

続いては、普通自動車の場合です。

★印鑑
普通自動車の住所変更手続きには認印が必要になります。

★住民票
新居の住民票が必要になります。戸籍謄本でも対応可能。発行から3ヵ月以内のものを用意してください。

★手数料納付書
陸運局で入手できます。

★自動車税申告書
陸運局で入手できます。

★車検証
住所変更をするには、車検証が必須になるので準備しておくようにしましょう。

★車庫証明
新居の住所での車庫証明が必要です。

車庫証明の住所変更を忘れた!罰金は?いつまでやればいい?

また、車を所持していると、車関連の保険に加入しているかと思われますが、必ず保険会社での住所変更手続きも行うようにしましょう。

変更にかかる費用はどれくらい?

軽自動車の場合は、ナンバープレートの変更によって1,500円前後の費用が必要になります。
実は意外と費用面はかかりません。

ここまでバイク、車の順に手続きに必要な書類について解説しましたが、必要な書類数が多くて正直大変ですよね。
引越しはただ転入手続きをすれば良いシンプルな状態だと、それほど手間は感じませんが、このように車やバイクを所持していると手続きが増えていきます。

車を所持し続けるのも大きなリスクとなります。

面倒が増えてしまうと思った方はこの機会に車を売ってしまう事もありかもしれません。

車の売却の際に必要な書類は以下からどうぞ。

車を売る際に必要な手続きと書類まとめ。個人でも手続きは行える?

何かと便利な車やバイクですが、手続きのこともしっかりと考えるようにしましょう。

ちなみに、この手続きを代わりにやってもらえたら嬉しいと感じる方もいるのではないでしょうか。
実は代わりにやってもらうことは可能です。
委任状によって身内に代わりにしてもらうのはもちろん、有料のサービスもあるみたいです。

引越しのナンバープレートの変更を代行してくれるサービスがあるって本当?

引越しに関連した車やバイクの住所変更やナンバープレート変更を代行してくれるサービスは存在しています。
各地域の行政書士事務所で取り扱っていることが多いので、多忙等の理由で、代行に委託したい場合は調べるようにしましょう。

必要書類についても行政書士事務所側から説明があります。
行政書士事務所に委託する場合は、委任状などが必要になります。

面倒な手続きを代わりにやってもらえるので便利ではありますが、もちろんその分費用も発生します。
自分で対応できるなら、自分で対応したほうが良いかもしれませんが、中にはどうしても陸運局が開いている時間に対応できない、期日までに対応できないという場合もあると思います。
ニーズに合ったなら、ぜひ活用してみてくださいね。

ナンバープレートはディーラーで変更してもらうこともできる?

車やバイクの住所変更やナンバープレートの変更をディーラーでしてもらえるというウワサがありますが、残念ながらディーラーでは、車やバイクの住所変更やナンバープレート変更をしてもらうことはできません。
変更を依頼したいなら、先にご紹介した、行政書士事務所に依頼する必要があります。

間違ってディーラーに依頼しにいかないように注意しましょう!

引越しでナンバープレートを変更していないとデメリットはあるの?

ここまで色々とご紹介、解説をしてきましたが、ナンバープレートの変更が必要な状態でありながら、ナンバープレートを変更していないことによって発生する可能性があるデメリットについて。改めてみていきましょう。
デメリットは以下の通りです。

・車やバイクの税金や保険関係の納付書類が届かず無意識に支払いを延滞する可能性がある
・所持している車やバイクのメーカーでリコールがあった際、その通知を受け取れず気付かない
・盗難、事故などが発生した際に詳細確認に影響を与える可能性がある
・変更手続きをしていないことによって法律で罰金を科せられる可能性もある

「車のナンバープレートは変えてなくても別にバレないでしょ」と、考えている方もいるかもしれません。
確かにナンバープレートを変更していなくても車検を受けることができるので、普段困ることはなく、バレることも滅多にないかもしれませんが、デメリットをピックアップしてみると実はこんなに多いのです・・・

はっきりいってデメリットだらけです。必要になる手間と天秤にかけても手続きをしにいく方が良いのではないでしょうか。

手続き自体は面倒かもしれませんが、引越しをしたらできれば早急に対応するようにしましょう。

「まとめ」住所変更は忘れずに行おう!


いかがでしたか。
今回の記事では、引越しにあたっての車やバイクの住所変更手続きについてと、必要な書類についてご紹介しました。
車やバイクの引越に関連した書類、手続きは色々と必要になります。
期限も設定されているので、早め早めに対処するようにしましょう。

なんとなく車やバイクの住所変更って「しなくても困らないかな?」と、いったイメージもありますが、しなければ罰金を取られてしまう可能性もあるので、必ず対処するようにしましょう。
自動車などによっては、住所変更は必須でもナンバープレートの変更は必須ではないこともあります。
その場合の判断が良くわからない場合は、必要書類を揃えて新居の地域を管轄する陸運局に行けばわかります。

基本的に管轄している陸運局が変わるなら住所だけではなくナンバープレートも変更になることを把握しておきましょう。
陸運局の所在地や詳しい書類の取得方法などはホームページからチェックしてみてくださいね。

引越しの手続きには色々ありますが、車やバイクを持っている方はこちらについても忘れずに手続きすることとして覚えておくようにしましょう。
しっかりと対応して快適な新生活のスタートを切ってくださいね!
手続きに行っている時間がない時は行政書士事務所に依頼するのもありです!

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