洗濯機は一家に1台と言っても過言ではありません。
そんな洗濯機は重い・大きい・運びづらいの三重苦で我々を苦しめます。
さらに、引越しの際は前日から用意しておくべきことがあるのをご存知でしょうか。
今回は洗濯機を運ぶ際の注意点や準備しておきたいことをご紹介します。
目次
洗濯機はどんな感じで運ぶの?
洗濯機を自力で運ぶ場合、事前の準備が重要です。
また、重くて大きい洗濯機は運び方にもコツがあります。
運ぶ前にやっておきたいことと運び方のコツをは以下の3つです。
1.洗濯機の水抜き
「冷蔵庫の水抜きは知ってたけど、洗濯機も水抜きがいるの!?」と驚かれた方も多いのではないでしょうか。
筆者は洗濯機の水抜きをせず、引越し当日床を水浸しにしたことがあります。
掃除道具を運び出した後で慌てたくない方は、事前に水抜きをしておいてくださいね。
水抜きの具体的なやり方は次の項目でご紹介していきます。
動画で確認したい方は上記の動画でご確認下さい。
2.配線の取り外し
普段何気なく使っている洗濯機ですが、意外と配線や部品が多いのです。
取り外しをしようにも、洗濯機付属の部品なのか建物の備品なのか、意外とわからないことが多かったりします。
特に気をつけたいのが「エルボ」と「ニップル」です。
賃貸住宅の場合、排水ホースに取り付ける「エルボ」は備品に該当するため、新居に持っていかないよう注意しましょう。
逆に忘れがちなのが蛇口と給水ホースに取り付ける「ニップル」です。
筆者も引越しの際、以前の住人がエルボを持っていったため洗濯機を取り付けられず困ったことがあります。
3.梱包と運搬
自力で洗濯機を運ぶ際、意外にも梱包をしない人が多いようです。
しかし、梱包や準備を怠ると最悪の場合洗濯機が故障することも考えられます。
特にドラム型洗濯機は、運搬の際にドラムが傾いて故障しないよう「輸送用ボルト(固定用のネジ)」が必要です。
輸送用ボルトは洗濯機に付属されていますが、もし紛失してしまった場合、家電量販店やホームセンターで購入可能なため、忘れずに用意してくださいね。
一般的な洗濯機を運ぶ際、部品の紛失を避けるべくホースや部品を小袋にまとめ、ガムテープで本体に貼り付けておくと非常に便利です。
また、洗濯機は割と簡単にヘコミます。
自宅用だからへこんでも良い!と考えている方は良いとして、高価なドラム式洗濯機や買ったばかりの洗濯機を運ぶ際は、ダンボールを巻きつけたりエアーキャップで梱包することを強くおすすめします。
洗濯機の水抜きはどうやるの?
洗濯機の水抜きは冷蔵庫とは違い、放っておくだけではいけません。
また、水抜きの前に配線を外してしまうと、水抜きそのものが行えなくなってしまいます。
ここでは洗濯機のタイプごとに水抜きの方法をご紹介します。
全自動洗濯機(一般的な洗濯機)の場合
全自動洗濯機の場合、たった4ステップで水抜き完了です。
- 1.蛇口を閉じて「スタート」
この際「槽洗浄・ドライ」がある洗濯機は槽洗浄・ドライで行います。
- 2.10秒後に「停止」し、電源を切る
- 3.蛇口から給水ホースを取り外す
排水ホースを外す際、水がこぼれる可能性があるため雑巾やバケツを用意すると安心です。
また、誤って「排水ホース」を抜かないようにしましょう。
ニップルは新居でも利用するため、大切に保管してくださいね。
- 4.脱水コースで「スタート」
排水ホースの水抜きは10秒ではなく、あらかた水が抜けるまで脱水を続けます。
排水が完了したら「停止」ボタンを押して電源を切りましょう。
電源を切ったら洗濯槽を乾いた布で拭き、完全に乾燥させておきます。
- 5.排水ホースを取り外す
排水ホースを取り外したら「エルボ」をなくさないよう注意が必要です。
賃貸住宅にお住まいの方はエルボを小袋に入れ、蛇口にガムテープで貼り付けておくなどの工夫をすると良いでしょう。
ドラム式洗濯乾燥機の場合
基本的な流れは一般的な洗濯機と変わりありません。
「糸くずフィルター」付きのドラム式洗濯乾燥機は、事前に糸くずフィルターを外し、掃除をしておきましょう。
■新居への洗濯機の取り付け方
いざ新居へ洗濯機を運んだは良いものの、取り付け方がイマイチ分からず適当に取り付けていませんか。
洗濯機の取り付けには意外な注意点が多いのです。
そんな洗濯機の取り付け方法を簡単にご紹介します。
設置前に気をつけたいこと
お持ちの洗濯機は新居の「防水パン」に収まる大きさでしょうか。
5.5kg 程度の洗濯機ならほぼ間違いなく防水パンに収まるのですが、単身物件の場合10kg 以上の洗濯機は防水パンに収まらない可能性があります。
筆者はこの度の引越しで新品の洗濯機が防水パンに収まらず、機能重視で選んだお気に入りの洗濯機を泣く泣く手放しました…。
また、何度もご紹介している「エルボ」がないと、せっかく設置しても選択できないというトラブルに陥ります。
エルボがない場合は管理会社に問い合わせ、用意してもらえるのか自分で購入すべきかを相談しましょう。
- 1.アースの取り付け
アースの取り付け方は各洗濯機の取扱説明書をよく読んで行います。
取り付けの際、ドライバーが必要になる可能性があるため事前に用意しておくと安心です。
- 2.配線
配線は排水ホース→給水ホースの順に行います。
洗濯機を防水パン上に設置し、下の隙間に手が入ればそのまま排水ホースを取り付けることが可能です。
しかし、隙間に手が入らない・届かない場合は一時的に洗濯機を動かし、排水ホースを取り付けてから防水パンに戻します。
または防水パンの嵩上げ台を設置するのも一つの方法です。
いっそ買い替えた方がお得?
毎日使う洗濯機ですが、意外と壊れにくく10年以上使っているという方が多いようです。
しかし「省エネ」という概念が根付く前の洗濯機と、省エネ家電である現代の洗濯機を比較すると、電気代にかなりの差が出ていました。
さっそく一昔前の洗濯機と現代の洗濯機を比較してみましょう。
1.1997年製の全自動洗濯機日立が販売していた「NW-H42L」の仕様を確認していきます。
定格電圧:100V
定格周波数:50/60Hz
定格消費電力:365W
標準洗濯容量:4.2kg
標準水量:43L
標準使用水量:121L
1ケ月の電気代:284円
1年間の電気代:3,405円
BD-SV110AL/R はドラム式洗濯乾燥機のため、サイズ感が異なる点にご注意ください。定格電圧:100V
定格周波数:50/60Hz
定格消費電力:140W
標準洗濯容量:11kg
標準水量:53L
標準使用水量:78L
1ケ月の電気代:109円
1年間の電気代:1,306円
20年前の洗濯機と現代の洗濯機を比べると、消費電力はなんと2分の1以下でした。
さらに現代の洗濯機は、洗濯容量が3倍近くに増え、さらに節水です。
そして、何と言っても現代の洗濯機は電気代が驚くほど安く、古い洗濯機を壊れるまで使い続けると新しい洗濯機が買えるかもしれません。
引越しは家電を買い換えるチャンスでもあります。
この機会に家電量販店へ足を運ぶのも良いかもしれませんね。
古い洗濯機をお得に処分する方法とは?
古い洗濯機を処分する方法はいくつか考えられます。
今回は「自分で運ばなくても良い方法」や「お金を払わなくても良い方法」をピックアップしました。
1.引越し業者の不用品買い取りを利用する
有料の不用品回収サービスはよく聞くのですが、なかには不要な家具・家電を買い取ってくれる引越し業者や無料で回収してくれる業者も存在します。
それら引越し業者のサービスを利用することで、洗濯機を自分で運ばずお金をかけずに処分することが可能です。※
(※注:買取不可の場合、引取費用が発生する可能性あり。要相談)
https://www.hikkoshi8100.com/content/option/disuse.html
https://www.apple-hikkoshi.co.jp/info/m-r.html
- ヤマトホームコンビニエンス
https://www.008008.jp/life/buy_detail/
2.フリマアプリや掲示板を利用する
フリマアプリやオークションサイトへ出品し、着払いで相手に引き渡す方法があります。
しかし遠方へ配送する場合、送料が高くなる可能性があるため、買い手がつかないこともあるようです。
また、地域の役場やフリーペーパーで引き取りに来れる方へ譲る旨を掲載したり、掲示板で引き取り手を探すという方法もあります。
3.リサイクルショップの出張買取を利用する
出張買取を行っているリサイクルショップへ査定を依頼するのも一つの方法です。
しかし、リサイクルショップでは「生産から数年以内の家電のみ」と買取条件を設けている可能性もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
今回は運ぶのが大変な洗濯機のアレコレをご紹介しました。
洗濯機は水抜き後にダンボールなどで梱包、ドラム式洗濯乾燥機は固定用のボルトで固定後に運ぶ必要があります。
古い洗濯機を処分するなら引越し業者やフリマアプリ、掲示板、リサイクルショップの利用がおすすめです。
引越しというチャンスに古い洗濯機から最新の洗濯機に買い替え、水道代や電気代を節約してみてはいかがでしょうか。
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