引越しの時にエアコンをどうするか、エアコンの取り付け・取り外しについて悩む人が意外と多いようです。
慌てて家電量販店に取り外しを依頼すると、引越し希望日に来てもらえない危険もあります。
しかし、引越し屋さんに頼めばそんな心配もすべて解決できるのをご存知でしょうか。
今回は引越しの時エアコン着脱をどうすべきか、詳しくご紹介します。
目次
1 エアコンの取り付け方と料金が知りたい!
エアコンの取り付けを普通の人が行うのはなかなか難しいというイメージがあります。
しかし、やってやれないことはないのがエアコンの取り付けなのです。
ただしご家庭にある100均で購入したドライバーだけでは行えないため、最低限の材料と道具を必要とします。
- 真空ポンプ
- トルクレンチ
- モンキースパナ
- 電動ドリル
- カッターナイフ
- 配管セット
2.配管位置を決めドレーンとVVFケーブルを取り付ける
3.室外機を設置し、配管する
4.バルブを開けて真空ポンプで真空抜きする
5.5~10分ほど真空状態が保てるか確認する
6.配管にフロンガスを注入し、ガス漏れがないか確認する
7.エアコンの試運転
8.雨や虫が入らないよう、配管部分をパテで埋める
1からすべての材料や道具を揃えてエアコンの取り付けを行うと、恐らく1万円以上の出費は免れません。
では、業者に取付工事を行うとどうなるのか、代表的な家電量販店のエアコン取り付け工事価格を調べてみました。
各社エアコン標準取り付け工事料金 | ||
ケーズデンキ | 冷房能力 4.0kwまで9,515円(税抜) | 商品価格に含まれる |
冷房能力 4.1kw以上14,515円(税抜) | 商品価格に含まれる | |
ヨドバシカメラ | 10,580円から | 冷房能力2.8kwタイプまで |
ビックカメラ | 冷房能力 3.6kw以下 9,800円(税抜) | |
冷房能力 3.7kw以上 14,500円(税抜) | ||
コジマ電気 | 10,584円(税込) | 2.2kw~3.6kwまで |
ヤマダ電機 | 冷房能力 3.6kw まで ¥9,515円(税抜) | |
冷房能力 3.7kw ~ 4.0kw ¥14,286円(税抜) | ||
冷房能力 4.0kw超 ¥17,143円(税抜) |
これらはあくまで標準取付工事費のため、配管が短かったり壁に穴を開けるなどの作業が発生するとさらに料金が上乗せされることになります。
稀にケーブル1本3000円など法外な価格で提供されていることもあるため、注意が必要です。
2 エアコンの取り外し方と料金
引越しの際はエアコンの取り外しを検討される方も多いのではないでしょうか。
エアコンの取り付け同様、取り外しも「私がやっていいの?」と思ってしまいます。
こちらもやってやれないことはありません。
必要な道具は比較安価で購入できますが、取り外しは時間のかかる作業です。
- プラス/マイナスドライバー
- モンキースパナ
- ニッパー
- カッター
- 六角レンチ
- エアコンキャップ
- パテ
2.エアコンを冷房運転する
3.室外機の細いパイプを閉め、5分程度冷房運転し続ける
4.室外機の太いパイプも閉め、フロンガスをすべて室外機に戻す(ポンプダウン)
5.エアコンを止め、コンセントを抜く
6.室外機のバルブにキャップを付ける
7.室外機の配管を外し、電源コードをペンチで切断する
8.エアコンを持ち上げて浮かせ、配線を取り出す
9.配線のビニールテープを外し、配線やドレーンパイプなどをペンチで切断する
10.エアコンを取り外し、取付金具も取り外す
今回はざっと流れをご説明していますが、実際の作業は非常に細やかに行う必要があります。
注意点はお使いのエアコンの取扱説明書やインターネットで調べてみてくださいね。
3 エアコンの移設費用は総額どのくらいになるの?
引越しがまさに「エアコンの移設」という扱いになります。
エアコンを取り外し、輸送、取り付けとなるとかなりお高くのでは・・・と心配です。
一般的なエアコンの移設費用は1万円から3万円が相場となり、各社様々な価格でサービスを提供しています。
エアコンの取り外しはしてくれても輸送してくれない、輸送してくれても取り付けてくれないなどのトラブルを避けるため、引越しの際は移設を依頼する業者と詳細な打ち合わせが必要です。
4 エアコンの移設は何処の業者に頼むのがいい?
エアコンの着脱も輸送も自分でできるという方のほうが少数派であり、一般的には業者へ依頼することになります。
しかし、タウンページを見てもインターネットを見ても、広告ばかりが目につきどの業者へ依頼するのがベストなのか分かりません。
移設の費用はどのくらいが相場なのかも知って置かなければ引越しという出費の多い時期に損をすることになります。
そこでおすすめしたいのが、引越し業者にエアコンを移設をお願いする方法です。
引越し業者に依頼すれば、引越し当日にエアコンを着脱し新居で取り付けてもらえます。
価格も法外なほど高いということもなく、口コミサイトによると「サカイ引越センターでエアコンの工事をしたら1万6千円だった」と投稿している方がいました。
前項でご説明したエアコンの着脱に必要な道具や部品をすべて集めるよりもかなりお安く済む可能性があるため、エアコンを自分で着脱できない方は利用されてみてはいかがでしょうか?
5 エアコンの工事はどのようにするの?
一般的にエアコンの着脱工事は日程調整→実際の工事の順で行われます。
エアコンの取り付け方と取り外し方でもご紹介した手順をプロのスタッフさんがわずか1時間足らずで行ってくれるのです。
手慣れていない我々普通の人がエアコンを着脱しようとすると、それは文字とおり「1日がかり」の作業になります。
引越し前の1日は大変貴重なため、時間や手間をかけたくないと考えている方こそ引越し業者でエアコンの工事を依頼すると楽でしょう。
6 エアコン移設前の掃除方法
正直な話、エアコンはとびきり汚いものです。
エアコンを掃除するとお醤油のような黒茶の汚れがダラダラと流れ落ちる…なんてこともありえます。
だからと言って汚いまま新居に運び、汚いエアコンの汚い風邪を体に受けるのはなんだか体に悪そうですよね。
エアコンのお手入れ方法はお手持ちのエアコンの説明書にも記載されています。
簡単な流れは以下のとおりです。
・フロントパネルを外す
・フィルター付近を掃除機で吸い、ホコリの舞い上がりを抑える
・フィルターを外して掃除機で吸い、水洗いする
・風の吹き出し口を手で引き出し、拭き掃除をする
ただし、この掃除方法では内部ユニットの汚れを取ることができません。
中の汚れまで気になってエアコンが使えない!なんてお思いの方は、引越し業者や清掃業者が行っている「エアコンの内部清掃サービス」を利用するのも一つの方法です。
7 引越し前にエアコンを廃棄するのも手?
エアコンの耐久年数はおよそ10年と言われています。
しかし「まだ使える!」と思っているうちにあっという間に10年が経ち、日焼けやヤニでエアコンが黄色くなっていることはありませんか。
10年前のエアコンと現代のエアコンを比較すると、大きな違いは省エネ効果に現れています。
試しに2003年発売のPanasonic製エアコン<CS-Z223A>と2017年発売のPanasonic製エアコン<CS-227CFR>で月々の電気料金がどのくらい変わるかを調べてみました。
まずは2003年生エアコンで月々の電気料金を調べてみました。
※あくまで試算であり、契約形態によって電気料金は前後します
そして2017年性のエアコンは以下のとおりです。
※あくまで試算であり、契約形態によって電気料金は前後します
なんと、月々【2904円】も違うではありませんか。
毎月3000円支払い続けていたら新品のエアコンが買えてしまうかもしれません。
古くて電気代のかかるエアコンを使い続けるよりも、移設費用と電気代を節約できる新型エアコンに買い換えるのも選択肢の一つなのです。
まとめ
今回は引越しとエアコンの移設についてご紹介しました。
エアコンの着脱は我々素人でも行えないことはありません。
ただし必要な道具や材料が多くお金も時間もかかることから、引越し前の貴重な一日をエアコンの取り外しに費やすならば業者に頼んでしまうのもアリなのです。
エアコンの移設は引越し業者へ依頼することで日程調整の手間もなく、料金も引越代金とまとめて支払えて便利ですよ。
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